金を持ってヤクザの組長から逃げようとした男女2人に組長(本来は和也)が課した刑。足部分に2箇所、胴部分に5箇所剣を刺す穴のある箱2つ、鉄板9枚、剣9本を使ったギャンブル。まず、2人がそれぞれの箱の中に入り、剣を刺す穴を2人交互に指定し、その穴に剣を刺していく。このとき、自分の方の穴を指定する必要はなく、相手の方の穴を指定してもよい。なお、計14箇所の穴のうち、9箇所は鉄板が入っており、そこに剣を刺しても鉄板で止まり体には刺さらないようになっているため、9本の剣全てを鉄板入りの穴を指定することができれば2人とも無傷で終わる。しかし、残りの5箇所には鉄板は入っておらず、そこに剣を刺すと体に刺さり、足の場合は大ケガ、胴の場合は即死するとは限らないが死亡が確定する。9本の剣を刺したら終了。ただし片方が絶命しても剣が残っていたら続行、死亡してからは残りは生き残った方が全て指定する。この場合でも死亡した相手の箱にまだ剣を刺していない穴が残っていればそこを指定することもできる。9本全て刺し終わった時点で生き残っていれば、その後はヤクザ達からの干渉から解放される。 福本伸行原作の映画カイジシリーズの第1作目映画「カイジ/人生逆転ゲーム」にはEカードというゲームが登場します。今回は、Eカードのイカサマの内容解説をしていきます。また、EカードのシーンのセリフやEカードのルールを紹介します。目次映画「カイジ/人生逆転ゲーム」のカイジと利根川のEカードでの対戦で、利根川が行ったイカサマについて解説します。カイジが利根川に賞金を要求しますが、利根川は権利剥奪を宣言します。そんな中、イベント主催者である帝愛グループ会長・兵藤が現れ、カイジに利根川とのEカード対決によって決着をつけるよう提案します。原作漫画では12勝負行われていましたが、映画「カイジ/人生逆転ゲーム」では3回勝負へと改変されています。他にも原作ではカイジはお金を持っていなかったため、代わりに目か耳のどちらかを賭けの対象としていましたが、映画「カイジ/人生逆転ゲーム」では現金を賭けています。このため、原作では耳を賭けの対象としていましたが、それが分からなくなってしまったことで、カイジが頭を鏡に叩きつける行動の役割が薄れてしまっています。映画「カイジ/人生逆転ゲーム」で利根川がEカードでイカサマをしてカイジに勝利しようとします。行った原作漫画と設定の違いが見られますが、基本的には映画「カイジ/人生逆転ゲーム」でも同じ手口を用いています。簡単にまとめると次のようになります。カイジ自身が自分の手札のカードを見ることで、それぞれのカードごとに脈拍にも変化が現れていました。その脈拍データから、次のカードを予測することができていました。そのため、カイジはイカサマを暴いた後に「手札を見てたやつがいる、それは俺」というセリフを発しています。自分自身がカードを見ることで脈拍に変化が現れ、脈拍の変化から利根川はカイジの次のカードを予測できていたということです。利根川のイカサマを見抜いたカイジは鏡に頭を叩きつけて流血させます。これによって利根川の腕時計が壊れてしまったわけではなく、流血と興奮状態に達したことで、頭からの流血でマイクロチップのモニタリングにどこまで大きな影響を与えるのかは不明ですが、映画「カイジ/人生逆転ゲーム」ではこれが状況打破のカギとなりました。映画「カイジ/人生逆転ゲーム」ではEカードの対戦は3回戦までしか行われていません。Eカード2回戦目でカイジは利根川が下ばかり見ていることに気づきます。「何を見てるんだ?というカイジの心理描写があります。その後、2回戦にも敗北したカイジは地下帝国へと連行されていきますが、その際に利根川の腕時計に目をつけます。どうして手札が読まれたのか、イカサマだったのか?と思案するカイジでしたが、カードにも不正の余地はなく背後にも人や監視カメラがなかったと否定します。そこに遠藤社長がカイジを罵倒しに現れ、「似合ってるよ、この焼印」と言います。この言葉をきっかけにカイジは焼印の下のマイクロチップの役割(24時間監視している)と、利根川が身につけていた腕時計が5014号室で身につけていたものと違うことに気づきます。 この推測をもとに、3回戦へと突入していきます。カイジの流血によって利根川の腕時計のモニターは正常に動作しておらず「出血のせいだ、これはもう使えない」というセリフへと繋がります。映画「カイジ/人生逆転ゲーム」に登場するEカードのシーンのセリフやルールを紹介します。利根川:ヘビめ、人を騙し喰らうヘビめ。遠藤:何かに気付いた?利根川:なるほど、なるほど。遠藤:あの表情、気付かれた!利根川:全部分かったぞ!残念ながら俺には一歩届かなかった。遠藤:負ける!負けてしまう!!利根川:死ね!惜しいなカイジ、貴様の盛った毒は漏れた。カイジ:利根川、俺がヘビに見えたか?利根川:あぁ、ヘビだろうが!カイジ:そうか。利根川:何をほざいている、見苦しいぞ!カイジ:いや、そんなんじゃない、お礼さ。遠藤:やった・・・!でも、何で?利根川:これ・・・どうして奴隷が・・・?カイジ:残念だが、そうじゃない。遠藤:すり替えなかった・・・利根川:バカな!そんなバカなことがあるか!カイジ:簡単だよ。俺は信頼したんだ利根川:信頼?カイジ:あんたは優秀だ。兵藤:こ、このおぉぉぉ!!!利根川:クソッ!貴様!カイジ:勝ったぞ!利根川:貴様・・・貴様ァ!!!兵藤:返せ、返せわしの金を・・・お前の金は本来全てわしのもんだ、金返せ!兵藤:貴様には地下帝国の永住権より、地下で永遠の労働がふさわしい。連れていけ!利根川:俺に触るな!自分で行く・・・映画「カイジ/人生逆転ゲーム」で利根川とカイジが対戦したEカードは2人対戦用のカードゲームです。原作者・福本伸行によって考案されたオリジナルカードゲームです。ベースとなるルールはジャンケンと同じ三すくみになっています。グー、チョキ、パーの代わりに、皇帝、市民、奴隷の3種類のカードを用います。皇帝、市民、奴隷の力関係は「皇帝>市民>奴隷(>皇帝)」となっています。同じ種類のカードを出せば、ジャンケンと同じくあいこになります。ジャンケンとの違いは、2人のプレイヤーは「皇帝側」と「奴隷側」に分けられており、手札の種類と枚数が決められていることです。1ターンごとに皇帝側、奴隷側はそれぞれ1枚カードを出していきます。勝利条件はとなっています。ジャンケンと異なり同時出しではなく、皇帝側か奴隷側のどちらかが先にカードを出すことになっています。先にカードを出す側は1ターン進むごとに交替していくので、といった形になります。・U-NEXTは31日間の無料期間中に解約すれば一切お金は掛かりません。・U-NEXT登録方法はこちら→・U-NEXT解約方法はこちら→※本ページの情報は2020年1月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。 『2005年から2006年に同局にて放送されたアニメ『原作における過激な言動や行為はテレビ局の自主規制などにより若干抑えられた描写になっているが、ほぼ原作を忠実になぞっている。また、福本作品の特徴的な演出である「ざわ…」は効果音やBGM・背景に多用されている。 劇場限定商品として、このゲームに使われるカードと星のセットが販売された。 また、星の売買は制限時間内に規定数の星を集められなかった者を少しでも救うために認めていると主催者は語っているが、真の理由は別室送りになる者を増やすためである。星の売買を認めない場合、星の数が1つもしくは2つの者達は彼ら同士で勝負せざるを得ないが、この場合半数が星がなくなり別室送り、残りの半数が星3つ集めてクリアとなる。しかし星の売買を認めることにより皆リスクのある勝負を避けて星の売買に賭けようとするが、実際に星の売買で規定数星を集められる者はほとんどおらず、より多くの者が別室送りとなる。 5枚あるカードを1枚ずつ出して行くため理論上は5ターンまであるが、勝ち負けが発生するのは「皇帝」や「奴隷」のカードが出された回のみであり、4ターン連続で「市民」同士になった場合、残ったカードは「皇帝」と「奴隷」だけになるため、最大で4ターンで勝敗が確定し1戦が終了となる。 参加者それぞれに、星3つと星を貼り付けるマジックテープ、グー、チョキ、パーの3種4枚ずつ、計12枚のカードが配られる。カードを1回につき1枚使用して、他の参加者と負けとなった場合、残るカードおよび星は没収。別室送りとされ、数字が書かれた焼印を付けられる。負けとなる条件は次の通り。 主に債務者の中でも、もう首を括るしかないような巨額の借金をもつ、特に劣悪な多重債務者を優先して参加を募ることが多いが、過去には和也の同級生が参加したこともある。基本的には和也が立会人となり参加者同士1対1での勝負となる。いつも同じ決まったゲームをしているのか、ゲームの種類が複数あるのかは不明だが、一例として和也の回想ではテーブルについた二人の多重債務者が1対1でカードゲームのようなものをしている様子が描かれた。 勝てばその参加者の借金を主催者が全額肩代わりする(ただし、後述する「船内での借金」は別)。さらに、勝負での使用、または失格による没収以外でカードを破棄することはルール上禁止とされているが、参加者全員を監視するのは物理的に不可能という都合上、また、勝負前に全参加者へ最低100万円、最高1,000万円(30歳以上は最高500万円)が貸し付けられる。「参加者全員に星が3つずつ配られている」という点と「星を3つ確保すれば勝ち」という点から、一瞬「全員あいこを繰り返せば、全員助かる」と錯覚しがちだが、「最後にある星の売買のために、必ず裏切る者が出る」「余った星は主催者が買い取る」「リピーターは星4つ必要」といった要素があるため、必ず「別室送り」になる者が出る仕組みになっている。 和也が不定期に開催しているギャンブルの総称。和也曰く 「救世主的行為」 カードを提出する順番は、1、3ターン目の提出は「皇帝側」が先出し、2、4ターン目は「奴隷側」が先出しとなる。カードは1ターンにつき5分以内に伏せた状態で出すが、後出し側は自分がカードを出す前に先出し側の顔色をうかがうことが可能である。また、両者ともカードを出す際は、無作為なカードの選出を行ってはならない。最低一度はカードの表を見てからカードを出さなければ反則となる。これはあくまでEカードは心理戦を主とするゲームであり、運で勝敗を決めるものではないからという理由で説明される。 実写映画版「ファイナルゲーム」に登場する映画版オリジナルギャンブル。保有資産が拮抗している2名の参加者が全財産を金塊に換え、天秤ばかりの上に乗ってその重さを競い合う。なおこのゲームの最大の特徴は支援者は大きく実写映画版「ファイナルゲーム」に登場する映画版オリジナルギャンブル。高倉浩介が接待目的で頻繁に行なっているゲームで、ルールは普通のジャンケンとあまり変わらないが 第2期:全26話 カイジ達は、今ある手持ちの現金を「複数の銀行に少しずつ分散させ預金をする」という考えに至るも、カイジは通帳を作る際に必要な身分証明書(国民健康保険証)を携帯しておらず、実家の団地に取りに行かねばならないということを思い出す。団地の敷地内には帝愛による監視の車・見張りが待機していたが、カイジは変装をして見張りの意識をそらし、なんなく住まいのある棟への侵入に成功し母・初江との再会を果たすが、監視、見張り班に合流した遠藤の姿を見かけ部屋から出られなくなってしまう。しかし、杜撰な監視、見張り班の隙を突き団地からの脱出に成功し、チャン・マリオと合流。銀行に1000万円ずつの預金を3人で手分けして開始する。一時は順調に進んでいたが、ある銀行で帝愛負債者の中阪が落としたチラシから、帝愛がカイジ達を「24(億円)組」として、1人1000万円の賞金首をかけている事を知る。間一髪その場を離れたカイジは2人にその事を知らせ、預金をするのを中断しようと意見が出たが、逆に裏をかく事ができるとカイジは妙案を思い付き、見事に遠藤や帝愛関係者たちの目を欺いて着実に預金を進める。