東大で天文学をやるなら、理学部天文学科が良いでしょうか?他にも宇宙を扱う学科はあるようですが、ダイレクトに宇宙の仕組みについて勉強するなら、天文学科に行くべきでしょうか?むしろ、理学部物理学科でしょうね。素粒子などの世界 What’s New? 2020.07.13 東京大学アイソトープ総合センター放射線施設の共同利用開始について 2020.06.25 「東京大学アイソトープ総合センターと広野町との医薬品開発に関わる連携・協力に関する協定」締結のお知らせ 2020.06.22 東京大学アイソトープ総合センター教員(助教)の公募のお知らせ ãã®ãã¼ã¸ã¸ã®ã¢ã¯ã»ã¹ã¯ç¦æ¢ããã¦ãã¾ãã以ä¸ã®ç¶æ³ãèãããã¾ãã 天文教育 科学コミュニケーション 太陽大好き、緑色大好き サイボーグ009の大ファン 自称: ブックストアジャンキー 座右の銘: 「知に飢える」 「今日も元気に光合成」 「全力全開全身全霊」 東大BKKは現役東大生約10名で構成する、勉強計画や受験に関連するwebメディアです。くわしいBKKの活動については 皆さんこんにちは、東大BKKです。「東大受験生ってセンター試験どれくらいとってるの?」今回は多くの東大受験生が感じるこのような疑問、悩みに現役東大生が答えます。結論を述べますと、この記事ではこれを読めば、【センター9割】という強迫観念のようなものから解放され、落ち着いてセンター試験を受験できます。(東大対策については「※合格者平均点や足切り点などの数値は河合塾のデータを利用しております。目次例年に比べて遅めの実施なので、センター試験対策を始める時期も調整する必要があります。東大受験生であれば、1月からのセンター対策でも遅くはないといえます。>>東大足切り突破の点数の推移を見てみましょう。↑文系。↑理系。この点数は足切り突破者の合格平均点です。二次試験を含めた合格者平均点ではないので注意。入試を突破した人たちのセンター平均点についての公式発表はありません。しかし、予備校のセンターリサーチを見てみると、合格者圏内に入るには、東大入試にはセンター試験において「足切り」という制度があります。二次試験の受験人数を減らすため、センター試験の点数が著しく低い場合、二次試験を受験できなくなるものです。しかし足切り点、いわゆるボーダーラインはそれほど高くないため、東大受験生ならそんなに心配する必要はありません。文系のここ4年の足きり点推移↓(数値が記入されてないところは足切りがなかった年です)理系のここ4年の足きり点推移↓(数値が記入されてないところは足切りがなかった年です)センター試験数学で苦戦する、文系学生を見かけます。ちなみに↑の合計点は810点(9割)。ただ、東大受験生であるならば文理関係なく9割は確実にとっておきたいところ。東大理系受験生たるもの、センター理数でつまづいてはいけません。ほぼ満点は取れるくらいの実力でいきましょう。東大理系受験生は社会を疎かにしがちなので、低めの目標点ですが、できる人はしっかり9割を目標に。ちなみに↑の合計点は810点(9割)。センター試験で一番怖いのが国語です。「1つの選択肢が8点…高すぎやろ!」といつも思ってしまいますよね一つ一つの決断がとても大切です。センター試験の緊張もあって、文章を読み間違えると大惨事。実際に、東大受験生でもセンター試験で国語を失敗してしまう人は多くいます。自分の目標点を設定するときに、国語は低めに設定しておきましょう。間違っても「(↑紹介ページに飛びます)合格者平均点がおよそ9割であることはさきほど確認しました。とはいえ、合格体験記などを見てみるとわかりますが、センターが700点台の人も全然います。逆にセンター試験9割越えでも、落ちている人も全然います。これは、東大のセンター試験圧縮のせいですね。なので、東大合格の勉強の比率としましては、圧倒的に下記の構図です。東大二次試験>>>>>>センター試験なのでこれは760点がどうこうというよりも、さすがに760/900点も取れない実力では二次試験合格も少し難しいのでは、という意味での760点です。もちろん、センター720点でも圧縮すればセンター9割の人と11点しか変わらないので、2次試験で余裕でひっくり返すことはできるので最後まで諦めずに頑張ってください!文系東大受験生(一部の理系東大受験生も)が多く利用する、センター試験利用入試も考えて目標点設定をしましょう。具体的には、東大受験生に大人気の早稲田のセンター試験利用入試を合格するなら、センター9割は必須です。センター利用で一つでも私立大学の合格が決まっているだけで、精神的に楽になり自信も付きますのでぜひ利用してみてくだい。>>一般論として、「センター試験の1日目の自己採点は絶対にするな!」と言われています。デメリットを考えてみたら、「そりゃそうだ」ってなりますよね。簡潔にデメリットを述べると、【これが全てでしょう。筆者は1日目の採点はしませんでした。1日目に採点するメリットが感じられなかったからです。例え、自己採点が良かったとしても、そのおかげで2日目のパフォーマンスに好影響を与える、ということは特にないと思います。しかし、筆者が受験した時も実際に1日目に採点して2日目の会場にやってきている人はいました。その人の感性次第です。まあ、ただ、東大受験生で東大一本で考えているなら、センター試験は練習にすぎません。その場合は1日目に採点する気持ちも分からないではないですが。今回の内容をまとめると以下になります。もちろん、東大受験は二次試験が命です。しかし、センター試験をうまくのりこえることで調子をあげれることは間違いないです。できる対策は全てやって挑みましょう!東大受験生のセンター試験については、「東大二次試験対策は「 受験に必要なのは信頼できる先生でも塾でもありません。合格から逆算した勉強計画です。「をご覧ください。[おすすめ][東大BKKとは]東大BKKは東大1、2年生約10名で運営するwebメディアです。【全ての受験生に勉強計画を】を理念に活動しています。©Copyright2020 理学部紹介冊子理学部ニュース吉井 譲(天文学教育研究センター 教授)天文学教育研究センター外観図1:教育研究棟実験室で組み立て中の赤外線分光器図2:2m 光赤外線マグナム望遠鏡によって観測された,活動銀河核の明るさの時間変化の写真。中心の巨大ブラックホールにガスが落下することで光っている活動銀河核の可視光と赤外線の変動パターンの時間差から,同銀河核までの距離を直接決定することができる。図3:チリで運用中のASTEに搭載された超高感度サブミリ波受信機図4:マゼラン星雲にある150万個の星の変光観測によって発見された新な周期光度関係。進化段階別,振動モード別に色々な系列に別れている。南アフリカ 1.4m 望遠鏡による観測。図5:高赤方偏移にある超新星の探索。すばる望遠鏡で撮像した視野の中に12個の超新星を発見。図6:TAO 6.5m 望遠鏡の概念図理学系研究科附属天文学教育研究センター(通称:天文センター)は,東京大学での天文学,とくに観測面での教育と研究を推進する組織である。三鷹に本部を置き,多様な教育研究を行うとともに,木曾観測所を有し大学天文台としての機能を果たしている。本郷の天文学専攻,ビッグバン宇宙国際研究センター,また大学共同利用機関の国立天文台や宇宙科学研究本部などと密接な関係を保ち,国内外の地上施設や衛星から観測を行い,諸大型装置の研究開発にも積極的に参画している(図1)。天文センターは,1988年7月に旧東京大学附属東京天文台が国立天文台に改組された機会に,大学天文台として発足した。1998年度には東京大学重点化構想に基づく大学院部局化にともない大学院化した。2000年3月に教育研究棟が竣工し,国立天文台の一部を間借りした状態から解放され,自前の建物をもつことになった。翌2001年12月には天文学専攻と合同で外部評価を受け,研究,教育,将来計画(後述)が高く評価された。本部は武蔵野の広大な敷地の中に国立天文台と隣接している。春は桜が咲き誇り(裏表紙),夏は欝蒼とした樹木が冷気を保ち,秋は銀杏や紅葉がステンドグラスのような色模様を作り,雪が降れば霧氷が林立する銀世界となる。この三鷹キャンパス内に,教育研究棟と学生実習用 30cm 光学望遠鏡がある。教育研究棟は,研究室,学生居室,講義室,実験室などからなる。三鷹キャンパス外にある天文センター施設としては,105cm シュミット望遠鏡を主設備とする木曾観測所,60cm ミリ波広域サーベイ望遠鏡2台(野辺山とチリに設置),2m 光赤外線マグナム望遠鏡(ハワイ州マウイ島ハレヤカラ山頂に設置されているCOE研究施設)がある(図2)。光赤外線から電波に重点をおいた,銀河天文学,電波天文学,恒星天文学の研究が主体である。銀河天文学では,従来からの銀河構造や銀河進化の研究に加えて,宇宙膨張の速度,ダークエネルギーと深く結びついた宇宙項,ビッグバン以降に放出された放射の総量を与える可視赤外宇宙背景放射,最初の星が宇宙に出現した時期の特定など,宇宙論に関する研究が活発である。電波天文学では,銀河系内やさまざまな銀河核周辺における星間ガスの分布と運動,物理状態を調べる観測を行いながら,他大学や国立天文台と共同で運営している 10m サブミリ波望遠鏡「ASTE」(図3)(チリの高地に設置:標高 4,860m)のための観測機器開発を行っている。恒星天文学では,大質量星の進化,星形成活動と星間ガスとの相互作用,寿命が尽きようとしている晩期型星の質量放出と進化などが研究の中心となっている。海外研究機関,国内大学,共同利用研究施設との共同研究が活発に行われている。観測は,地上や衛星から行われている。地上観測は,ハワイ,米国本土,チリ,南アフリカ,オーストラリアなど全世界の望遠鏡が目的に応じて使われている(図4,図5)。衛星からの観測には欧州宇宙機関の宇宙赤外線天文台などが使われてきたが,本年2月に打ち上げられた国産赤外線衛星「あかり」(ASTRO-F)による成果に大きな期待が寄せられている。天文センターと天文学専攻は,京都大学の協力を得ながら,東京大学アタカマ天文台(TAO:University of Tokyo Atacama Observatory)計画を推進している。チリ北部アタカマ高原のチャナントール山(標高 5,600m)に口径 6.5m の赤外線望遠鏡を設置して大学天文台を開設しようとするものである。本計画に先立って予備観測を行うための 1m 望遠鏡の製作と設置の予算は科研費として認めらており,2007年度には観測が始まることになっている。計画の本予算は概算要求中であるが,望遠鏡の設計は,外国メーカーと協力しながら,すでに始まっている(図6)。本計画は2001年の外部評価でひじょうに高い評価を受けており,日本学術会議・天文学研究連絡会議からも強い支持が表明されている。2003年には,チリ大学と東京大学との間で学術協定および科学協定が締結され,両大学間での学術交流の促進とTAO計画の推進についての密接な協力体制ができあがっている。TAOは成果の効率を極限まで追求しがちな共同利用型望遠鏡とは相補的な関係にあり,共同利用型施設では通りにくい学生や若手研究者の荒削りなアイデアを尊重する大学天文台である。大学における知的好奇心を大いに刺激せんとする本計画に対して是非ともエールを送ってもらいたい。